フェラーリF360モデナ・バルブクラッシュ!ヘッドOH。

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*フェラーリF360ヘッドOH*

 お客様からふと電話がありました、
「エンジンやってもうた!!」
どうも踏み過ぎたみたいで、
エンジンからすごい音がしているという、、
「もうエンジンは絶対にかけないでください!!」
っと、促すと、すぐに積載車で引取に走りました。
ウインチで引き揚げて、さっそく工場に持ち込みました。

 

ばらしてみると、見事にごっつんこしていて、
ほとんどのバルブは完全にだめになっておりました。
ヘッドをリペアに出して、全てのガイドもNGとなりました。
ガイドを全て打ちかえて、今後に備えます。

通常、このような修理だと350万円ほどはすぐに
掛かってしまう内容です、
幸いピストンなどの腰下の部位までは、
損傷がなく、油断は否めないですが、
今回は問題なしとしてスルー、
ヘッドのみのリペアでもそのくらいはかかってしまいます。



今回は、オーバーレブによるサージングが発生して、
バルブコッターが燃焼室に混入!!
ガンガンと、暴れまわったのです!!
よくぞ復帰してくれたと思いましたが
それまでには途方もない作業と確認作業が待っております。
それでも、、
ガレージボスコはあきらめません!
何回も内燃機屋さんに再施工を依頼して、
きっちりとヘッドのリペアをやり遂げます。
拍人方法は至ってシンプルで、

灯油を燃焼室にためて確認す、
すると、若干ながら漏れてくる・・・、
やり直しです。。





そのような執念に近い、こだわりの
確認作業と、拘った工程に沿った施工、
そして、バルブタイミング・・・。

全てを妥協なく、クリアすることによって、
この驚くべく、ハイコンプレッションエンジンの、
リペアが実現するのです。


ガレージボスコのもう一つのこだわり

無事作業を終えて納車の時を迎えるのですが、

ガレージボスコでは、やはり、再発や少なくとも、
トラブル前の状態よりも全てにおいて、
リスキーな状態になっているこのエンジンユニットを
いたわって下さいと、オーナー様にお願いします。
すごく些細なことから、非常にナイーブな内容まで、、
その全てをお願いしてご納車します。

そして、振り向きざまにはそのフェラーリがただいまと、
車庫に入るのを見届けます。

ただ、この360、全てをこだわって作業というよりは、
エンジンメンテナンスの基本をただ真摯にこなしただけの
施工内容、その中に、ボスコ人の持つノウハウをもりこんだ!

そのエンジンレスポンスは、作業前よりはるかに
ピーキーに生まれ変わっている!!
排気もやわらかく、アイドリング音も静かになり、
低回転からのツキもよくなり、
今まで以上にきれいに吹け上がる!!
明らかに良いエンジンになっている。
それでいい・・。

ボスコ人にとって、これ以上の至福はないのである!!

  

■ ガレージボスコの自社工場 

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